第1回 「第九」演奏を聴きにいく?

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繁華街にある文化の殿堂「神戸国際会館」(神戸市中央区で)

街にクリスマスソングが流れると、そわそわしてくる。クリスマスよりも年末が近いことを感じるからだろうか。年があらたまっても、別に暮らしや仕事ぶりが変わるわけでもないが、師走はやはり何となく気ぜわしい。

こんな時、三宮のプラザでは、「あ、雪だ。」のキャッチコピーで、人工雪を降らせる。イブに雪が降ってホワイトクリスマスともなれば、ロマンチックだ。「みなとコウベに雪が降る」。そのまま歌の文句になりそうな光景ではないか。落ち着いた気分で、アーケード街に降る雪を眺めたい。

年末といえば、恒例のベートーベン「第九」演奏会。神戸国際会館(23日)の大阪フィルハーモニーなど、神戸でもいくつか予定されている。ひところ、にわか仕立ての素人合唱団員も参加してあちこちで演奏されたが、最近ではやや冷めたようだ。というより、すっかり定着した感もある。今年もあわただしい日々を送ってきた。せめて、その代償に第九演奏会に足を運んで、ナマの「文化」に接してゆっくりしたいものだが……。

(2003年12月12日)

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