第20回 幹線道路の不法と違反

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「客待ち停車禁止」の立て看板の前に客待ちの列をつくるタクシー(神戸市中央区で)

JR三ノ宮駅付近から加納町三丁目あたりまで、神戸市の中心街を貫く幹線道路で、いつも不思議な現象が起きている。タクシーの不法停車と、乗用車の駐車違反だ。

交通センタービル前の交差点から北行き車線の西側に、いつも10台ほどのタクシーが停車する。阪急とJRの利用客がどっと吐き出される横断歩道のところで乗客をつかまえようとの魂胆。だが、その列の先頭車両が止まる横の柱には「客待ち停車禁止」の警告が書かれてある。

乗車拒否もたびたびだ。ドライバーにしてみれば、長い間並んでいて近距離では稼ぎに響くに違いない。不法に停車しておいてそれはないだろうと、言いたいのだが……。

さらにその先の交差点から加納町3丁目の歩道橋までの左側車線は、夜になると駐車違反の車で埋まる。ひどいのは、歩道橋真下の左折専用道路の上に堂々と駐車する車もあることだ。

この道路、ピーク時には駐車の列の右にタクシーがバックをしながら列を作り、駐車違反と不法停車の「二重奏」になる。残る1車線では渋滞が起き、救急車が立ち往生したこともある。日夜こんな状況が繰り返されているのに、なぜか警察の取り締まりが甘い。不思議だ。

(2004年8月27日)

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