第12回 新しい待ち合わせスポットを

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待ち合わせ場所にぴったり。南京街の柳のある広場(神戸市で)

ヤナギが芽を吹き始めた。中国風の看板、店の構え、街灯と、町全体が赤一色の神戸・南京街。その中にあって、広場に植えられた一本の柳がいま、若緑色をひときわ光らせている。

「この広場で待ち合わせたらよかった」と思った。久しぶりに会う友人と待ち合わせたのは、なんとJR三ノ宮駅の改札口だったからだ。ふと思った。三宮界隈ではどんな場所で待つのだろうか。阪神、阪急の改札口、デパートの入り口付近、花時計前、国際会館前・・・・・・。年配者が思いつくのは、こんなところだろうが、若者たちはどこで待つのか。

東京だと、渋谷のハチ公前や東京駅「銀の鈴」下など、定着した待ち合いスポットがある。雨に会うことなくゆっくり人を待てる新スポットが三宮にあればいいのに。

聞くと、センタープラザの生田筋沿いにある共同広場「サンマリン号」改築の動きがあるという。ぜひ神戸にふさわしいモノを造って、新しい待ち合い名所にしてもらいたい。

私のアイデアは、忘れられつつある神戸からくり人形の登場だ。かつて外国人観光客に大人気を博した「スイカ喰い」こそ、動きとユーモアがあって打ってつけと思うのだが。

(2004年4月5日)

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