第17回 泡盛で沖縄の心をつかむ

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サマーセールのテーマは「この夏プラザは、琉球王国。」。セールをPRする大看板(神戸・三宮のセンター街で)

沖縄慰霊の日の6月23日、神戸市内のレストランで「神戸泡盛の会」があった。沖縄直送の泡盛を飲みながら、さきの戦争犠牲者の霊を慰めようと、兵庫沖縄友愛運動県民の会などと共催で続いている集まりだ。戦時下に最後の沖縄県知事となった島田叡さんが神戸出身だった縁で、沖縄の戦いを風化させたくない、との願いから、「泡盛の会」が生まれたと聞く。

23日夕は、会を重ねて21回目。各界の約50人が参加した。犠牲者に黙祷をささげたあと、全員で「献杯」して、会が始まった。3種の泡盛をひとつの甕(かめ)に入れて混ぜ合わせた「泡盛の会」特製のクースは、のど越しがよく、澄んだ味わいだった。

修学旅行で沖縄を訪れた小野市の中学校の先生が、生徒の感激した様子を報告すれば、幻の泡盛づくりの島に行った講談師が泡盛の味について文字通り講釈して、会は盛り上がった。

たまたま、25日から始まったプラザ3館のサマーセールは、「この夏プラザは、琉球王国。」がテーマ。多彩なイベントでプラザ界隈を沖縄色に染めようと目論んでいる。

(2004年6月29日)

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