第15回 ヴィッセル神戸の「旗印」

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ヴィッセル神戸をPRする看板。ユニフォームに華やかさがあれば・・・(神戸・三宮で)

サッカーJリーグのヴィッセル神戸が、「色問題」で、モメている。球団経営側がチームカラー変更を検討していることを知ったファンらが「今のままの白と黒でいい」と騒ぎ出した。

財政難を乗りきるためにオーナーが代わり、そのサイドからチームカラーを変えようとの話が持ち上がったらしい。たしかにあの白と黒のユニフォームはおとなしく、花がない。私などは、アメリカンフットボールの審判を連想してしまう。神戸らしいカラーにできないものかと、ずっと思ってきただけに、どんな色になるのか、期待した。そこへ「反対」の動きである。署名を集めて球団へ手渡したりした。

Jリーグ設立の趣旨からすれば、地元に溶け込むチームづくりが一番だから、地元ファンからの異議があっては、おいそれと前に進めないらしい。

白と黒は、すでに定着した感がある。でも、やはり私には馴染めない。はっきり言って、不幸の弔い会場に張る幕のようだ。それはカラーと言えるのかどうか。

やっぱりここは、新しい船出にふさわしい新しい旗印をつくってはどうか。いつも競技場へ足を運んでいるサポーターたちの言い分にケチをつける前に、私こそもっと総合運動公園へ応援に出かけるべきだろうが・・・。

(2004年5月24日)

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